‘英語ブログ’ カテゴリーのアーカイブ

フォーラムリニューアル

2010年6月14日

2010年6月10日に英語ブログに投稿された「Forum Reorganization」の抄訳版です。

フォーラムを覗くと、様々な変更に気づくのではないでしょうか。実は、移動や名前の変更などが施されています。これらはフォーラムの使い勝手を向上させるために行われました。

フォーラムはSymbian Developerサイトが作られた約一年前に開設され、その後いくつかの新しいフォーラムも追加されました。念密に設計されていたものの、多くのフォーラムはあまり使用されておらず、48あるフォーラムの中から自分がアクセスしたいものを見つけるのに苦労している人もいるようです。

Symbian developer community forums

そこで私たちは、フォーラムの再設計を決意しました。まずスレッドを作り、大まかな提案書を載せて、コミュニティの反応を得ようとしました。目標としては、下記の4点を設定しました。

  • なるべくフォーラム数を少なくする
  • ユーザーがコミュニティからのサポートを受けやすいようにする
  • ユーザーが無関係なスレッドを読む必要がないようにする。
  • 投稿するべきフォーラムが簡単にわかるようにする。

様々な議論がありましたが、私たちは上の目標を達成できるであろう新しいフォーラムのデザインを導きだすことができました。このデザインはこれからもコミュニティと共に進化していきます。そしてこれから他の分野でも、今回のようなコミュニティの活動を見ることができると思います。

私たちはいつでも、皆さんのご意見を聞きたいと考えています。是非フォーラムにコメントを書き込んで下さい。

Contactsパッケージ

2010年2月10日

2010年2月9日に英語ブログに投稿された「Getting to know the packages: Contents」の抄訳版です。

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Contactsパッケージは、Symbian OSで一番幅広く使用されているパッケージの一つで、ユーザーが連絡先関連のデータを管理する際に使用します。当然ながら、パッケージには電話帳アプリとログアプリが含まれています。

電話帳は、今日の携帯電話の最も中枢的な流行りのアプリケーションだと思います。オペレーターの視点から例を挙げますと、ボーダフォンが、携帯電話にウェブを統合するための「Vodaphone 360」サービスのコンセプトを検討しているとき、連絡先をベースに全てのサービスを提供することを決定しました。彼らの言葉で言う「全てのサービスが連絡先を通して行える」です。

ソーシャルネットワークも盛り上がりを見せており、凄まじい勢いがあります。誰もがFacebookが何かを知っている状況です。Symbian^3とSymbian^4のContactsは、ネットワークのさらなる能力を引き出すパッケージであり、今回の新機能のほとんどが「ソーシャル電話帳」に関連した機能となります。

Symbian^3の最新Contacts機能

今回のソーシャル電話帳関連の新機能の一つにMyCardビューがあります。MyCardは、新しいビューが搭載されたデバイスユーザー専用の連絡先カードであり、ユーザーのステータスやその他の情報を管理することができます。

パーソナルダッシュボードのように機能するMyCardにより、在籍ステータス、写真、チャット、メール等ユーザー自身の情報を全て格納・設定することができます。また、ソーシャルネットワークのステータスに統合するイネーブラーが実装されたことにより、NokiaのOVI Contactsをとおし、現在の情報を提供できるようになる予定です。

使いやすさを追求した飛躍的な一歩となったのは、Ixonosからの主要コントリビューションです。Ixonosは、Symbian^3のContacts等のアプリでシングルタップを使用できるパラダイムを実装しました。

これにより、名前リストビュー(メインビュー)から連絡先カードを開いたり、連絡先カード起動表示内で要求された手段(通話、SMS等)を開始したり、詳細をシングルタップし連絡先カードの詳細表示からエディターを起動したりと、全ての操作をシングルタップで行うことができるようになりました。

その他に、電話帳からの予測検索、リモートでの連絡先参照、連絡先のハードウェアキーのサポート、連絡先画像の強化等の新しい機能が追加されています。

Symbian^4の楽しみな電話帳

Symbian^4での一番顕著な変更点は、完全に統合され新しくなったQtのUI体験です。

ここでもソーシャルネットワークへの統合に重点を置くことで、ソーシャルネットワークでの活動(友達との交流)がさらに簡単にできるようになりました。(OVIの後方支援が必要ですが)履歴表示が提供されたことにより、会話表示内にあるSMSや通話等の全てのコミュニケーションの履歴が一つの場所に記憶されます。

近い将来に起きて欲しい出来事とコントリビューションの絶好の機会

SymbianプラットフォームがOrganizerアプリ用にCalDAVをサポートしたように、Contacts(連絡先)用にCardDAVに対応するのは当然であり、比較的簡単なことです。

SaskenからのSocial Mobile Frameworkに関する主要コントリビューションの提案は非常に目を引くものがあります。このコントリビューションにより、Contacts(連絡先)における、ソーシャルネットワークやウェブサービスへの接続が非常に簡単になるかと思われます。

拡張性

電話帳アプリは拡張性が非常に高いです。(今後もさらに拡張性が高くなる予定です)以下では、第三者の開発者が提供するお勧めのAPIを紹介します。

著者について

Markku Kaurilad氏はContacts(連絡先)のパッケージオーナーであり、Symbian FoundationにてContacts(連絡先)およびログアプリの開発を取りまとめています。1992年からNokiaに在籍しており、2001年からはNokiaの携帯電話開発に携わっています。また、地元のカレッジでは、非常勤講師として生徒にC++を教えています。携帯電話の開発から離れているときは、作曲のレッスンを受けたり、バンドでギターを弾いたりして楽しんでいます。電子ギターをコレクションすることにも情熱を注いでいます。毎年、夏になると、リフォームした100年もののコテージで週末を過ごします。

アプリケーションを盛り上げよう!!

2010年1月13日

あけましておめでとうございます。ISBの吉田昌平です。
Symbian OSとは、11年前に日本で端末開発を始めた時に出会い、通信やマルチメディアの機能を中心に開発をしてきました。

日本での(アフターマーケット型の)アプリケーションは、docomoソフトバンクのJavaアプリ、auのBREWアプリが流通している。
種類もゲームや音楽、パーソナルナビや地図、健康管理やダイエット支援など多種多彩であり、その数も非常におおい。
iPhoneが日本でもシェアを伸ばし、iPhoneアプリケーションも沢山リリースされてアプリケーション市場は盛り上がりをみせている。Androidも複数の端末がさらにリリースされ、それに同期してアプリケーションが作られ、流通するであろう。
アプリケーション、あるいはそれを使ったサービスが端末の販売台数を牽引する動きは加速している。
Symbian OSも、Symbian Foundationが中心となってアプリケーション流通のための仕組みとコミュニティが形成、発展していくことを期待している。

Symbian OSには、もともとS60、UIQ、MOAPと3種類のプラットホームが存在していた。
これらがSymbian Foundationによって統合され、新しくリリースされているが、まだまだ問題点も多い。
その1つは、Symbianのアプリケーションを作る事がアプリケーション開発者にとって難しいという印象があることであろう。

確かに、コーディングルールやAPIの使い方などにはノウハウがあり、理解するまでは少し難しいかもしれない。
しかし、それはAndroidやiPhoneでも同様であると思う。

では、AndroidやiPhoneとの違いはなにか?と考えてみると、Symbianにはアプリケーション開発者向けのUI Frameworkが揃ってなかったことが、Symbianアプリケーションが盛り上がらなかった最大の理由だと思う。
AndroidやiPhoneは、IDEにパーツを貼り付けて、数行書くだけで簡単なアプリケーションが出来てしまう。
トランジション やキネティック動作も標準で対応している。しかし、これらがSymbianには存在せず、全部自力で書かないといけない。
また、Qtもv4.6で改善をされたが、4.6以前ではAndroidやiPhoneほどのUI Frameworkにはなっていない。

アプリケーション市場としてのブランド力にも差がある。
それは、アプリケーションの入手と言えば、appleのAppStoreやAndroid Marketは容易に想像できるのに対して、Symbianではその印象が薄かった。

日本以外では独自のアプリケーションストアが展開されていてアプリケーションも流通していたが、日本ではM1000やE61などで若干あっただけで、アプリケーションが流通している状況ではなかった。
おそらくブランド力や認知度がアプリケーション流通に結びつかなかった最大の敗因は、「端末単独でアプリのインストールが可能か?」というポイントである。
iPhoneの AppStoreの成功要因は、いつでもどこでもアプリケーションがインストールを出来ることだと思う。

日本のSymbian端末はJavaアプリケーションが、WCDMAの通信を経由してアプリケーションをインストール、アップデートが可能であるが、SIS形式のアプリケーションはインストールができない。
日本以外のSymbianの端末の多くは、パソコンでアプリケーションをダウンロードし、端末に転送してインストールをしていた。
この差はコンシューマにとっても、アプリケーション開発者にとっても大きいものであると感じる。

Symbian Horizonには、世界中にアプリケーションを公開できるので期待をしている。
是非、日本のアプリケーション開発者にもこの仕組みを使ってmade in Japanのアプリケーションを世界中に広めて欲しいし、日本のコミュニティが日本語でアプリケーションを開発するための支援、協力の提供も必要である。

アプリケーション開発者が必要な機能をプラットフォームに組み込み、アプリケーション開発者にアプリケーションが作りやすいSDKやツールを提供しアプリケーション流通市場を作っていくことをモチベーションに、アプリケーション流通コミュニティをSymbian Foundationとそのコミュニティメンバの方々と作っていきたいと思います。

是非、皆で協力して日本のアプリケーションを盛り上げましょう。

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