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アプリケーションを盛り上げよう!!

2010年1月13日

あけましておめでとうございます。ISBの吉田昌平です。
Symbian OSとは、11年前に日本で端末開発を始めた時に出会い、通信やマルチメディアの機能を中心に開発をしてきました。

日本での(アフターマーケット型の)アプリケーションは、docomoソフトバンクのJavaアプリ、auのBREWアプリが流通している。
種類もゲームや音楽、パーソナルナビや地図、健康管理やダイエット支援など多種多彩であり、その数も非常におおい。
iPhoneが日本でもシェアを伸ばし、iPhoneアプリケーションも沢山リリースされてアプリケーション市場は盛り上がりをみせている。Androidも複数の端末がさらにリリースされ、それに同期してアプリケーションが作られ、流通するであろう。
アプリケーション、あるいはそれを使ったサービスが端末の販売台数を牽引する動きは加速している。
Symbian OSも、Symbian Foundationが中心となってアプリケーション流通のための仕組みとコミュニティが形成、発展していくことを期待している。

Symbian OSには、もともとS60、UIQ、MOAPと3種類のプラットホームが存在していた。
これらがSymbian Foundationによって統合され、新しくリリースされているが、まだまだ問題点も多い。
その1つは、Symbianのアプリケーションを作る事がアプリケーション開発者にとって難しいという印象があることであろう。

確かに、コーディングルールやAPIの使い方などにはノウハウがあり、理解するまでは少し難しいかもしれない。
しかし、それはAndroidやiPhoneでも同様であると思う。

では、AndroidやiPhoneとの違いはなにか?と考えてみると、Symbianにはアプリケーション開発者向けのUI Frameworkが揃ってなかったことが、Symbianアプリケーションが盛り上がらなかった最大の理由だと思う。
AndroidやiPhoneは、IDEにパーツを貼り付けて、数行書くだけで簡単なアプリケーションが出来てしまう。
トランジション やキネティック動作も標準で対応している。しかし、これらがSymbianには存在せず、全部自力で書かないといけない。
また、Qtもv4.6で改善をされたが、4.6以前ではAndroidやiPhoneほどのUI Frameworkにはなっていない。

アプリケーション市場としてのブランド力にも差がある。
それは、アプリケーションの入手と言えば、appleのAppStoreやAndroid Marketは容易に想像できるのに対して、Symbianではその印象が薄かった。

日本以外では独自のアプリケーションストアが展開されていてアプリケーションも流通していたが、日本ではM1000やE61などで若干あっただけで、アプリケーションが流通している状況ではなかった。
おそらくブランド力や認知度がアプリケーション流通に結びつかなかった最大の敗因は、「端末単独でアプリのインストールが可能か?」というポイントである。
iPhoneの AppStoreの成功要因は、いつでもどこでもアプリケーションがインストールを出来ることだと思う。

日本のSymbian端末はJavaアプリケーションが、WCDMAの通信を経由してアプリケーションをインストール、アップデートが可能であるが、SIS形式のアプリケーションはインストールができない。
日本以外のSymbianの端末の多くは、パソコンでアプリケーションをダウンロードし、端末に転送してインストールをしていた。
この差はコンシューマにとっても、アプリケーション開発者にとっても大きいものであると感じる。

Symbian Horizonには、世界中にアプリケーションを公開できるので期待をしている。
是非、日本のアプリケーション開発者にもこの仕組みを使ってmade in Japanのアプリケーションを世界中に広めて欲しいし、日本のコミュニティが日本語でアプリケーションを開発するための支援、協力の提供も必要である。

アプリケーション開発者が必要な機能をプラットフォームに組み込み、アプリケーション開発者にアプリケーションが作りやすいSDKやツールを提供しアプリケーション流通市場を作っていくことをモチベーションに、アプリケーション流通コミュニティをSymbian Foundationとそのコミュニティメンバの方々と作っていきたいと思います。

是非、皆で協力して日本のアプリケーションを盛り上げましょう。

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